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2022/10/14

新築一戸建ての価格が高騰?ウッドショックについて解説します!

新築一戸建ての価格が高騰?ウッドショックについて解説します!

近年さまざまな商品の価格が高騰していますが、新築一戸建ての価格も高騰していることを知っている方は少ないですよね。

その原因として、ウッドショックという事象が背景にあります。

相模原市・町田市・大和市・座間市周辺で住宅購入を検討している方は知っておいて損はないので、今回はウッドショックについて解説します。

ウッドショックとは

ウッドショックとは、住宅の梁・柱などの土台に使う木材の需要が上昇し、木材の不足によって供給が追いつかなくなってしまったことが原因で、木材価格が高騰することを指します。

これは、2021年の3月ごろから見られている事象であり、過去に起きたオイルショックになぞられて「ウッドショック」と呼ばれるようになりました。

ウッドショックを引き起こした原因

ウッドショックという事象が起きたのは、様々な要素が複雑に絡み合ったことが原因だと言われています。

ここでは、その3つの原因について解説します。

POINT1 パンデミック(新型コロナウイルス感染症(COVID−19))による影響

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が、ウッドショックが起きた直接的な原因として挙げられます。

元々カナダやヨーロッパは、木材の産出(製造)国として知られていますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、業務を進められないような状況が続いてしまいました。

そのため、働き手も減少し製造ラインが止まってしまったため、製木工場も動かせなくなり木材の供給量が減少しました。

それに加えて、近年カナダやヨーロッパは害虫による被害に悩まされていて、害虫による影響で供給できる木材自体も少なくなっています。

これが原因で、廃業へと追い込まれてしまった製木業者も多いです。

木材の価格の高騰の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大と害虫による被害がダブルで影響していると考えられます。

他にも、感染症拡大によるライフスタイルの変化も影響していると考えられます。

パンデミックの影響で買い物を現地のお店でするのではなく、インターネットを利用した買い物が増えました。

そのため、荷物の流通量が以前より増加し、世界的にコンテナが不足する事態に陥りました。

商品のような中身は用意できても、それを運ぶためのコンテナ(箱)が用意できないという事態が発生し、これも余計ウッドショックを加速させている原因の一つでしょう。

POINT2 アメリカ合衆国での木材需要の増加

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅で過ごす時間が増えたことから、「より快適な空間」を求めて、アメリカではマイホームに対する需要が高まり、新築一戸建ての住宅を購入する人が増えました。

これを後押しするように、政府が住宅の購入を推し進める政策を行ったためさらに需要が高まりました。

マイホームの需要の増加は、必然的に木材に対する需要の増加につながります。

元来アメリカは、カナダやヨーロッパのように木材の産出国であり、日本に対しても木材の輸出を行っていました。

しかし、国内で木材の消費が増え、その分日本に対する輸出も減少したため、ウッドショックに関係しています。

POINT3 木材は輸入に依存している日本

日本メーカーにとっては、安価で使いやすい輸入木材は都合が良く、第二次世界大戦後は国内で消費する木材のほとんどは輸入木材に頼っていました。

これは、日本の国内林業の衰退に繋がって、今ではウッドショックに大きな影響を与えていると言われています。

前述したように、海外からの輸入木材が減少したならば、国内で生産すれば良いのではないかと考える方が多いでしょう。

しかし、原材料が豊富であってもそんなに簡単に解決する問題ではありません。

これは木材を加工する職人の育成であったり、加工した木材を流通させるためのサプライチェーンの形成であったり、国内での生産を確立するための様々な要素が間に合っていないためです。

このように、国内で生産する木材の供給が足りないことも、ウッドショックを加速させていると考えられています。

ウッドショックによる私たちの生活への影響とは

ウッドショックによる私たち一般市民への影響も十分あります。

影響を直接受けやすいのは、材料費の高騰による住宅の価格の増加です。

他にも、供給不足によって木材の調達に目処が立たず工期が遅れたり、契約をしても家が立たなかったりとウッドショックは他の要素にも影響を与えます。

新型コロナウイルスの感染拡大により、一時は住宅産業は大きく落ち込みましたが、現在では徐々に回復しています。

前述したように、アメリカでは「より快適な空間」を求めて新築一戸建ての需要が高まりましたが、これはアメリカだけではなく日本でも似た現象が起きているということになります。

しかし、このような状況下で起きたウッドショックは、住宅産業だけではなく住宅に関わる他の産業に対しても悪影響を与えています。

まとめ

ウッドショックが始まった当初は短期的なものだと考えられていましたが、今では長期的な事象となっています。

そのため、住宅の購入をやめる方もいますが、政府の補助金・給付金を利用する方法もあるので、お客様ごとのニーズに合わせた住宅づくりを実施している当社に、ぜひ一度ご相談ください。

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